ビニールクロスはお手入れ次第で長持ちする！

「気がついたら、壁紙の色が変わっていた」「ちょっとめくれそうになっている」など、クロスの貼り替えを検討するタイミングは必ずきます。あらかじめクロスのお手入れをしていれば、この貼り替え頻度を減らすことができるかもしれません。

ここでは、茨木のハウスクリーニング業者がビニールクロスのお手入れ方法についてご紹介します。

まずは、ビニールクロスの劣化が早まる原因に対処することが大切です。ビニールクロスは、直射日光によってヤケを起こし、変色してしまう可能性があります。

日当たりの良い家は居心地が良いですが、一部の壁紙にずっと直射日光が当たり続けると、その部分が日焼けして変色し、全体との調和がとれなくなってしまうこともあります。ビニールクロスは、紫外線カット効果のあるカーテンなどで強い日差しから守ることが大切です。

変色を起こす理由は、他にもあります。例えば、タバコのヤニや油汚れです。これらは、調理中や喫煙中に換気することが重要です。さらに、定期的にクロスを掃除することで良い状態を保ちやすくなります。

高温や多湿もクロスにとっては悪影響です。暖房器具の熱風があたる部分のクロスは、変色、変形する可能性が高くなります。

湿度が高く結露が生じたクロスは、シミやカビの発生につながり、見た目を大きく損ないます。カビは健康的にもあまりよくないことで知られているので、カビが発生する前に換気をして湿度を調整することをおすすめします。

また、湿気はクロスがめくれる原因のひとつです。めくれている場合、早めの施工が第一条件になります。放っておくとクロスがパリパリになってしまい、貼り直しができなくなってしまいます。

貼り直しができる場合は専用のクロス糊をスポンジなどにしみこませて流布して、クロスが柔らかくなった時にウエスなどで抑えます。端やジョイントはコーク剤で埋めて乾燥させます。

ほとんどの住宅や店舗で、ビニールクロスが使用されています。ビニールクロスの種類によっては、消臭効果のあるものや、汚れ防止の効果があるものなど、機能性のバリエーションが豊富になってきています。

生活していると、どんなにマメに掃除していても汚れは自然とたまるものです。クロスについても、同じことがいえるので、こまめなお手入れが欠かせません。

ビニールクロスのお手入れは、ホコリを溜めないようにするのがコツです。掃除機で床を掃除するついでに、壁紙のホコリも吸い取りましょう。さらに、洗剤でヤニや油汚れを落とすことが可能です。

壁紙用の洗剤を使って、目立たないところで変色などの恐れがないか試してから、全体に使用することをおすすめします。

カビを見つけたら、酸素系漂白剤で湿布してよく何回も拭きあげてください。この方法で取れない時は下地から出ている場合が多いので、貼り替える時に下処理が必要になります。

クロスの掃除で注意したいのが、メラミンスポンジの使用です。メラミンスポンジはお掃除グッズとして人気でとても便利ではありますが、壁紙に関しては表面のコーティングを落としてしまうことになりかねません。

また、塩素系の漂白剤は変色する原因になるので、使用しないようにします。